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リノベーションに適した中古物件の探し方・見極め方のコツ⑥【物件の広さ編】
中古マンションを購入しようと思った時、皆さんはどの程度の広さの物件を探しますか?
ファミリーの方ですと「70㎡以上」で「3LDK」の物件を希望される方が多いかと思います。
ご夫婦とお子様お一人、もしくはお二人でお住まいになろうと思うと、なんとなく70㎡は必要だと思われるからだと思います。
確かに、リビング・ダイニングと、主寝室、お子様のお部屋を確保しようと思うと間取りは3LDKが望ましいでしょう。
しかしながら、その考え方は必ずしも正解とは言えないのです。
本当に70㎡以上の広さが必要なのでしょうか?
下記のグラフが、首都圏の中古マンションの一戸当たりの専有面積の推移を表しています。
ご覧頂くとおわかりいただけるかと思いますが、2013年の首都圏の中古マンションの平均的な広さは61.7㎡となっています。
特に現在は昔と比べて家族構成がコンパクトになりつつありますので、70㎡以上の広さを必要としない方が増加しているといえます。
60㎡台のマンションであっても、リノベーションをすることによって間取りや導線を工夫し、狭さを感じさせない空間をつくることは十分に可能です。
中古マンションを探す時に広さの条件を70㎡以上に限定してしまうことで、候補となり得る魅力的な60㎡台の物件をみすみす見逃してしまうことになります。それはとてももったいないことです。
実際に世の中には広さ60㎡台の中古マンションは数多く存在します。
多くの方が広さ70㎡以上を希望されるため、実は65㎡以上70㎡未満の物件は、70㎡以上の物件に比べて競争が激しくなく、条件の良い物件が見つかる可能性も高いのです。
また、物件が広くなればなるほどマンションの価格は高くなりますし、床や壁、天井の面積が大きくなることでリノベーションにかかる費用もその分高くなります。
リノベーションの1㎡あたりの費用が10万円〜20万円ということを考えると、広さが10㎡変わるだけで100〜200万円の差が生じます。
10㎡はだいたい3m×3mくらいの広さです。
今お住まいのお部屋で普段全く使わないデッドスペースはありませんか?
特に分譲マンションや賃貸マンションは最大公約数的な間取りになっており、居住者のライフスタイルに合わせて間取りが作られていないため、住む人によって無駄なスペースが生じるのも無理ありません。
リノベーションをすることで、居住者独自のライフスタイルやお手持ちの家具・インテリアに合わせた間取りや導線、収納ボリュームにコントロールすることができるため、無駄なスペースを排除することができるのです。
中古マンションを探される際は「なんとなく70㎡以上」ではなく、60㎡台の物件についても必ずチェックされることをおすすめします。
60㎡台のマンションをいかに広く気持ちの良い空間にリノベーションできるかが、まさにリフォーム会社さんの腕の見せ所なのです。
【中古物件の探し方・見極め方のコツ集】
①物件の探し方編
②築年数編
③構造編
④二重床・二重天井編
⑤耐震性編
⑦管理編
⑧眺望編
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