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リノベーションに適した中古マンションの探し方・選び方のコツ④【二重床・二重天井編】

2015年04月06日

今回はリノベーションに適した中古マンションの探し方・選び方のコツとして、【二重床(にじゅうゆか)】と【二重天井(にじゅうてんじょう)】について解説させていただきます。

前回はマンションの構造にはラーメン構造と壁式構造の二種類があるとご説明しました。
(記事はこちら)

さらに居室内の天井や床にも大きく分けて二種類の構造があります。
天井には「二重天井」と「直天井」、床には「二重床」と「直床」という種類があります。
最近では二重天井や二重床を採用するマンションが多いですが、築年数の古い中古マンションでは直天井や直床の物件も数多く存在します。

では、それぞれの特徴についてみていきましょう。


二重天井、二重床とは

二重天井、二重床とはその名前の通り、天井や床が二重になっている構造のことをいいます。

マンションの多くで採用されている鉄筋コンクリート造では、躯体は鉄筋コンクリートでつくられていますが、コンクリートの天井(天井スラブといいます)と床(床スラブといいます)の内側に空間を設け、木や鉄製の下地材で覆っているものを二重天井、二重床といいます。

直天井、直床とは

一方で、直天井や直床とは天井スラブや床スラブに対して直接、壁紙やフローリングの仕上げを施したもののことをいいます。

二重天井、二重床はリノベーション工事がしやすい?

マンションの居室内には、電気の配線や給水管、排水管、排気ダクトなどを通すための配管が必ず必要となります。二重天井や二重床の場合、コンクリートスラブと下地材の間の空間にパイプを配置することができます。

リノベーションをする場合は、キッチンやお風呂、トイレの位置を変更したり、照明の位置を変更したりすることが多いですが、二重天井や二重床のマンションの場合は比較的自由に配線や配水管の移動ができるので、リノベーション工事がしやすいといったメリットがあります。

一方で直天井、直床の場合は、配線がコンクリートのスラブの中を通っていることが多いため、二重天井、二重床に比べてキッチンやお風呂などを移動する自由度がやや下がってしまいます。

また、配水管を通すためにキッチンやトイレ、お風呂などの水廻りの床が居室スペースの床より高くなり、段差が生じてしまう事もあります。

遮音性は?

直床の場合は、振動がコンクリートに対して直接的に伝わりやすい構造になっており、遮音性が低いと思われがちですが、遮音性の高いフローリング材や、カーペットを敷くことによって騒音を抑えることができます。

一方で、二重床の場合はコンクリートスラブとフローリングが空間で隔てられているために、振動が直接的には伝わりづらくなっていますが、「太鼓現象」といって、コンクリートスラブと下地材の間の空間内で音が反響して、下の居室に響いてしまうこともあるので、遮音性についてはどちらも一長一短であるといえます。

どちらの構造においてもリノベーションによって遮音性能を高めることは可能です。

また、直床の物件の場合は、リノベーションをする際にマンションの管理規約で遮音性の高いフローリング材の使用が義務づけられていることも多いです。

マンションによってはフローリングを貼ること自体が禁止されている事もあるので、契約する前には不動産会社に相談し、マンションの「管理規約」を一通り確認するようにしましょう。

二重天井、二重床のマンションの見分け方

その物件が二重天井なのか、二重床なのかは残念ながらインターネットサイトの物件情報や不動産会社からもらう資料には記載がないことがほとんどです。

天井や床の構造を見分ける方法としては、天井の最も窪んでいる箇所(天井高が最も高い箇所)を手で叩く方法があります。「コツコツ」といったコンクリートを叩いているような固い音がなった場合は直天井である可能性が高いといえます。

また、バルコニー部分の床と居室内の床の高さが同じで、窓サッシの下枠部分が床より10cm以上高く設置されている場合や、分譲時からカーペット仕様になっている部屋があったり、少しふわふわとする柔らかいフローリング材が使用されている場合などは直床である可能性が高いです。

しかしながら、マンションによっては特殊な構造をしている場合もありますので、契約前の段階でリフォーム会社のプロに実際に見て確認してもらいましょう。

どちらを選ぶべきか?

可変性という観点では二重天井・二重床の方に分がありますが、一概に直天井・直床のマンションが良くないというわけでは決してありません。直天井や直床のマンションであっても、リノベーションで手を加えることによって十分に快適で素敵な空間をつくることは可能です。

もし、気に入った物件が直天井や直床であった場合でも、その物件でどういったリノベーションをすることが可能か、一度、リフォーム会社に相談してみると良いでしょう。

【リノベーションに適した中古マンションの探し方・選び方のコツ集】
①物件の探し方編
②築年数編
③構造編
⑤耐震性編
⑥物件の広さ編
⑦管理編
⑧眺望編

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